カナリアるーむ こころの相談室

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青き踏み 建て直し

少しずつ春らしくなってまいりました。

◇3月はじめになるといつも思い出してしまう歌の出だし、最近Uruさんの声で耳に柔らかく届くカバー曲あり…よろしければ⇣

3月9日 by Uru

Sangatsu kokonoka 3月9日by Uru (kan/rom/eng lyrics) - YouTube

3月9日 - YouTube

 

さて年度末の3月、皆様はどのような日々をお過ごしでしょうか。

身近にこんな諺を座右之銘にしている人がいて、聞いた当初私は、青春時代の挫折も老年期の環境変化も、どちらもなかなか辛そうなものだが…と半知半解でもあったのですが、しかし今のような社会時勢、ある意味人生はそういう局面をいつも有しているのかもしれない、と思うようになった今日この頃です。

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カウンセリングを受けてみようと思うに至るきっかけは、多くの方が、「見直し」と「見通し」を切に求めてのことのように感じます。よしこれで行こうと思っても、人生には思わぬ出来事、学校や仕事を移ったり、体調良し悪しがあったり、出会いも別れもあり、そこには喜びも失意も諍いもあり、年を経れば落ち着けるものと期待してみるけれども存外にそうでもなく、こうしてみると老いも若きも日々破壊と建設の繰り返しかもしれません。その時は頓挫したかに思えても、どんな再出発になるかは誰にも決められない、安泰安寧を求めても、それが最終形とは限らない。凝り固まらず、柔軟にあれと願い、いずれにしても挑む先は自分自身ということになるのでしょうか。

面接に訪れる皆様は、どなたもなにかの節目、なにかからの脱却、なにかの小さな気づきをお持ちの方ばかりだと感じます。

 

例えばイメージしてみます。

今はそこはまだうっすらと草に覆われた地面かもしれません。はたまた、まだ前の建造物が残っているのやもしれません。どこからの作業着手となるか、お一人お一人が今ここでの気持ちにじっくりと向き合ってゆかれます。面接室では皆様とともに私も共に足場を組んでいきます。建築前に設けられ、作業する私達にはなくてはならないものですが、いずれは取り払われていく足場です。行き詰まるときは、足場の方ではなく、建物のほうこそを見ていきましょう。

どんな破壊と建設がある/あったでしょうか。

なにが破壊であり、なにが建設となるでしょうか。

 

常日頃、お一人お一人が気づきに向かい合おうとする勇気と、自ら掴まれたその契機に深く敬意を感じながら、今月もご予約をお受けしております。ご相談内容はどのような小さなことからでも結構です。どうぞお気軽にお問い合わせください。

 

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ヒヤシンス 球根から花芽がふくらんできました

 

 

 

 その後

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咲きました❀