立秋などどこか異次元の出来事のように暑い毎日が続きますが、皆様お元気ですか。先日うだるような日、空調の効いた図書館に行くと、老若男女がゆったり思い思いに過ごしておられました。
世界遺産に登録されているスイスのザンクト・ガレン修道院。その付属図書館の入口に掲げられた札には、ギリシャ語で「魂の療養所」/「魂の病院」の文字があるそうです。当時中世には教養を欠くは病もたらすとの考えがあり、図書館はそれを治癒する場所として左様な表記になったといわれます。
無論、知や教養が直接健康を左右したりするという短絡を申すわけではありません。ですが心癒す場所としての図書館という響きには納得させられる部分があります。本を読むということが、心身の安定に与することはたしかにあるでしょう。
読書に没している時、また静かに集中できた後、とても心や頭が落ち着いたという経験はどなたもあることでしょう。
魂を養い安らげるために、スマホではなく片手には本を、少し歩いて図書館に座ってみることもいいのではと思います。
✥ ✥ ✥
残暑厳しく晩夏に向かいます、体調はいかがですか。お盆前後は毎年、猛暑のなか長距離を移動したり、お知り合いやお身内であれ普段あまり会わない人に会ったり、慣れない場や雰囲気にあたったりすることも多いため、お疲れの方が多くなるように感じます。家族友人の手前、笑顔で気を張っておられるけれども、やや無理をなさっていませんか。
秋風の立つまで、少し暮らしのペース・重心の置き所を考えつつ、体をいたわり魂も休める時間をとれるとよいですね。
相談室は8/14〜15お盆休みを頂きます。
受付は常時行っています、メール・LINEにご希望日時(複数記載可)を添えてご予約・お問い合わせ下さい。